プロポーズを無事に終えて、次に待ち受けている緊張の瞬間は、彼女の実家へ行きご両親へ挨拶する時かと思います。
彼は、人生の中でも上位に入るほど緊張する瞬間なのではないでしょうか。
そんな大事な彼女のご両親への挨拶にあたって、私達の体験談をこちらにまとめさせて頂きます。少しでも何かの参考になればと思います。
挨拶する前に
個人的には、初めて会って、いきなり「娘さんをください」的なことを言うよりは、何度か会って自分の人となりと彼女のご家族の人となりをお互いに知っておいてから、ご挨拶に伺うのが良いかと思います。(ご実家が遠方でなかなか会えない場合もあるかと思いますので一概には何とも言えませんが。)
できれば、お互いの両親にはそれぞれ会っておいて、食事をしてざっくばらんに話をできると挨拶する時の緊張がほぐれて良いかと思います。
私達の場合は、挨拶する前に、お互い実家のご両親には2回程会う機会がありました。
1度目は、台風で電車が止まってしまった際に、彼女と私を車で駅まで迎えに来ていただいた時。
2度目は、食事に誘われ彼女の実家でお昼を御馳走になった時です。
1度目は、やはり緊張しました。付き合って2~3ヶ月程度のある日、台風が直撃し、帰りの交通機関が片っ端から運休になってしまうことがありました。
彼女のお義父さんが車で迎えに来てくれるとのことで、職場が近かったことから、なんと急遽車で一緒に帰ることに。
心の準備もないまま、仕事をそそくさと切り上げ、二人で車に乗りました。今思い出しても緊張しすぎて記憶が無い程です。初めはぎこちない会話をしながら、無言の気まずい時間をどうにか埋めようと会話をしていたかと思います。また、車も混んでいてなかなか進まず、緊張からかとても長い時間に感じました。送って頂いた御礼を伝えてその日は無事に終えました。
2度目は、緊張しましたが、ある程度心の準備ができたためか、1度目程の緊張ではなかったです。
プロポーズする前に、食事に誘われたことがあり、彼女の実家でゆっくりお昼を御馳走になりました。
そこでは、今の仕事は何をしているか?両親は何の仕事をしているのか?兄弟はいるのか?等、お義父さんとしても気になるようなことをズバズバと聞かれました。(苦笑)
生い立ちや家族のことはありのまま伝え、地元も近いので話題にも困らず終えることが出来ました。
私の両親にも、彼女を何度か会わせ、家で食事をしてざっくばらんに家族のこと、趣味、仕事の話などをしてお互いに会って話をする機会を作っておきました。
お互いに会っておくことで、どんなご両親なのかを知れるのと、自分はどういう人間なのか、自分の家族はどういう人なのかを伝えておくことでお互いに不安を取り除くことができるかと思います。
日程調整について
プロポーズを無事に終えた後、指輪探し回り、婚約指輪と結婚指輪を買った後に、私達は実家にご挨拶に伺いました。
事前に3~4週間前くらいから話をしておき、ご両親の都合のつく日を彼女に聞き、調整してもらいました。特に日取りは気にしませんでしたが、気になる方は「大安」などお日柄の良い日を選ぶとよいかと思います。
(ご両親のご都合もあるかと思いますので日取りを気にし過ぎて挨拶のタイミングが遅くなるという事は避けた方が良いかと思います。)
ご参考までに日取りが良い日で「天赦日(てんしゃにち)」という1年に4~5回という新しい事を始めるのにとても縁起が良い日がありますので、今後の顔合わせや入籍する日等にするなど検討頂ければと思います。結婚、結納、入籍、慶事、出生届、引っ越し、開業、財布の新調、今まで躊躇していた事を始める等にとても良い日とされています。
時間帯は、午後お昼を食べ終えた後の時間帯にしました。午前中ですと何かと準備が大変ですし、迎える側も準備があるでしょうから午後にするのが無難かと思います。
当日の服装
私はゼクシィを参考にして青色系のネクタイをして伺いました。スーツは無難に黒が良いかと思い、靴とスーツは黒にしました。ワイシャツは白の無地のもので第一ボタンまで締めてネクタイも首元まできっちり締めて伺いました。
着替えをしている時は、新卒の面接を受けた時を思い出すような、何とも言えない緊張感があった準備の時間でした。
手土産
準備で悩ましいのが、手土産かと思います。
私達の場合は、ご両親の好みを予め聞いてから準備をしました。お義父さんは、塩辛いものが好き、お義母さんは甘いものが好きと真逆のものが好きだったので、お義父さん用に明太子を、お義母さん用にスイーツを1つ、合計2つ買って手土産に持って行きました。
挨拶のときの手土産は、基本的には「のし」は、必要ないとのことで、私は熨斗はつけませんでした。ただ、明太子は桐の箱に入っている高級感が出るものを持っていきました。そして、袱紗のような布で包んでいきました。
甘いものはねんりん家のバウムクーヘンを購入していきました。
バームクーヘンには「年輪を重ねるように」という意味が込められており、縁起がいいとされています。そういったこともあり手土産に選びました。
※あとから知りましたが、無地の熨斗をつけるとよいとのこと。こちらはご準備の際に気を付けていただいた方が良いかと思います。(熨斗がない事でご両親から何か言われるという事は全くありませんでしたが)
渡すタイミングは、玄関先は良くないとのことで、リビングに通していただいてからお渡ししました。2つは少しやりすぎかなと思いましたが、ご両親それぞれの好きなものを渡した事で喜んで頂けたので良かったと思います。
挨拶する時の言葉
家に上がると、奥の間の和室に通していただきました。
私達も、ご両親も異様な緊張のなか二言三言会話をし私から切り出して「○○さんと結婚することを許していただけないでしょうか。」とお伝えしました。和室でしたので、座布団から一度離れて頭を下げてお願いしました。
よくある「娘さんを私にください。」と言うのは失礼にあたいするとのことで、こちらは気を付けたほうが良いかと思います。あと、「お義父さん」とは言わず「○○さんのお父さん、○○さんのお母さん」と言うのがよいとのことで注意して話をしました。
お伝えしたあとは、お義父さんも緊張されていたのか、「どうなんだね、母さん?」とお義父さんもお義母さんに振っていたので、緊張しているのは自分だけではないんだなと実感しました。
そして、滞りなく許しを頂き、「結婚式はどう考えているんだ?」「顔合わせも時期にしないとね」「入籍とかはまだ先なんだろ?」「住む家はどうするのかな?」等、この後の結婚までの話になりました。
まとめ
思い返すと、挨拶の前にお会いして会話していたことで緊張も少しは和らいだかと思いました。(それでも大分緊張しましたが)
何事もそうかと思いますが、相手の立場を考えて準備を入念にしていくことで相手への誠意も伝わるかと思いますし、自分の緊張も緩和できるかと思いますので、大事な瞬間をしっかりキメるために事前にゼクシィ等いろいろなWEBサイトを見たり、マナー本を立ち読みして、準備して臨んでください。そうすることでご両親も「この人なら安心できるな」と思っていただけるかと思います。
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