ウェディングペーパーアイテムを作ってみた

招待状

結婚式の準備でドレス選びと平行して早めに取り掛かるものと言えば、ペーパーアイテムです。招待状席次表席札の3アイテムが基本です。

その中で招待状は通常ゲストへ2.3ヶ月前頃に発送しますので、招待状を完成させて発送寸前までの準備は当然その前までにしておく必要があります。
私も苦労しました…私が実際にペーパーアイテムを手作りした時の体験談と、それぞれのペーパーアイテムの意味についてまとめてみました。これから準備を進めるあなたの参考になれば幸いです^^

ペーパーアイテムのそれぞれの役割

そもそも、まずはペーパーアイテムのそれぞれの役割について立ち返ってみましょう。

招待状

ゲストが自分達の結婚式について初めて触れるアイテムです。招待状の雰囲気から、どんな結婚式かをイメージしてワクワクしたり、あのコらしい招待状だな、とにやにやしてしまうものです。

席次表

席の確認はもちろんのこと、どんなゲストの方々が招待されているのか、2人のプロフィールから2人の関係性や性格などを感じ取ったり、これから始まる披露宴への期待が高まるアイテムです。

席札

ゲストの席をご案内するアイテムです。またそれと同時に裏側にメッセージを書くことで、結婚式当日にそのゲストへの今までの感謝を、その人だけに向けて伝えられる唯一のアイテムです。

結婚式は、自分達の人生の節目にぜひ立ち会っていただきたいと思うゲストをお招きして、これまでお世話になった感謝とおもてなしを表す場です。人は人生において主役になる瞬間が3回あると言われています。それは生まれた時、結婚式、お葬式の3回です。

結婚式以外は残念ながら自分は覚えていませんし、どうすることもできません。今までお世話になった方、そしてこれからもお世話になっていくだろう、言わば自分の人生に関わってくれている方々全員へ向けておもてなしができるのは結婚式だけです。主役(ホスト)として立ち振る舞えるのは、結婚式しかないのです。

気持ちを込めて手作りしたり、きちんとしたものを式場に作成してもらったり、方法は違うにしても、そんな大切なゲストの方々にふさわしい、2人からのおもてなしの気持ちをどういった形で表現するか2人で検討して選択してください^^

ペーパーアイテムは自作?式場に頼む?

ペーパーアイテムは、まず式場に頼むか自分達で手作りするかが、分かれ道です。どちらが正しいということはないです。現実的に考えるともちろんラクなのは頼んでしまうことですが、節約できるところはできるだけ節約したい、という方も多いのではないでしょうか。

私達もそうだったので、手作りすることにしました。
あとは節約という点だけではなく手作りなどがわりと好きだったので、自分好みのアイテムで統一してゲストに配りたいという気持ちもありました。

自作は作業に手間がかかる、誤字脱字・印刷ミス等がないように注意が必要、ものによって値段がピンキリなど苦労もありますので、共働きの場合はお互い作業時間はあるのか、結婚式のどこに拘りたいか、など時間と労力と金額の優先順位を検討して決めてください☆

ペーパーアイテムの選び方

自分達で作る場合、どういった基準で選べばいいのでしょうか。
ポイントをまとめてみました。

  1. 季節に合わせる
     春なら桜やピンク、夏なら海やひまわり、秋なら紅葉や、冬ならツリーや雪の結晶など季節感を思わせる色や花などから選ぶ。

  2. 結婚式場の雰囲気に合わせる
    ガーデンウェディングに合わせて生成りの植物デザイン、ホテルウェディングに合わせて金やモノトーンなどシックなデザインにするなど、結婚式を連想させるデザインを選ぶ。

  3. 2人らしいデザインにする
    サッカー、ディズニー、音楽など2人の共通の趣味や出会いのきっかけなどから選ぶ。

  4. 結婚式のテーマに合わせる
    和の式なら和風、海辺の式なら海、ナイトウェディングなら夜空など結婚式のテーマからデザインや素材を選ぶ。

以上です。
結婚式全体の統一感を忘れないという点で、カラードレス選びのポイントと近しい部分もありますね。→カラードレスの選び方はこちら

どんなテーマで選んだとしても、忘れていけないのは、上品さ。上司、親戚、友人まで様々な関係や世代のゲストにお送りするので、こだわりつつもきちんと感はなくさないよう意識してみてくださいね^^

ペーパーアイテム作成体験談

ペーパーアイテムは、自分の拘りが強かったことと、想像以上の細かい作業があり、結婚式準備の中でもだいぶ時間がかかりました。あくまでも私の場合は、という話ですが、体験談を記載させていただきます。

デザイン選び

彼は仕事も忙しく手作りなど苦手だったで、一連の作業は私に一任。1つ要望としては、自分の友達や会社の上司に渡しても恥ずかしくない、可愛すぎないデザインで、とのこと。私の好みもシンプル可愛い・爽やか可愛い・オトナ可愛い雰囲気が好きだったので問題なし。早速デザイン選びからスタートしました。

ネットで検索すると、ペーパーアイテム屋さんはたくさんありました。あれも可愛い、これも可愛いと画像を色々見ているだけでも楽しかったです^^

でもたくさんあるけれど、なかなかシンプルと可愛いのさじ加減が自分好みのちょうど良いものがない。シンプルで無難なものは多くありますが、届いて見た時に「あ、可愛いな」と思いそうなものがなかなかない。かと言って可愛いものは可愛すぎる。

席次表の形選び

また、問題になったのが席次表の形です。まず取り掛かるのは招待状ですが、招待状と席次表と席札は当然同じデザインで統一するかと思います。節約の為すべて自分の家で印刷して作成したかったので、席次表は家庭用プリンターで対応できるA4の二つ折りサイズでなければいけませんでした。

その為、縦長や正方形の席次表は我が家のプリンターでは印刷できない為NG。色々見ていても、デザインが好きでもサイズが合わない、席次表のサイズがいいけれど、デザインがいまいち、席次表はあるけれど同一デザインの招待状がない、素敵だけど値段が高い…などなど、要望にぴったりとあうものを探すのに思いのほか苦労しました。

実はペーパーアイテムもわりと値段の幅があります。オシャレなものは当然高い。1つの値段は数十円の違いでも、約100名分となれば値段も100倍です。それが3アイテム分となれば、万単位で違いが出てきますので、節約したいと思っている方は値段の比較検討もお忘れなく。

苦労の末、いくつか選び、各サイトから無料サンプルを取り寄せします。画面上と実物はまた印象が違うことは多々ありますので、取り寄せは大切かと思います。
その中の1つが好みにぴったりでした。私は白と青が好き、青空と雲が好きで、実際に挙式する場所もガラス張りで空と海が印象的な白いチャペルだったので、雰囲気もぴったり。まさに爽やか可愛いデザインでした。

席次表
引用元:bless

可愛すぎないデザインでお値段も低めで、無事彼からのOKが出て、やっとこれで進めることが決まりました。なかなか見つからなくて煮詰まってしまい一旦放置して、ムービー用の写真集めなど他のことに手を付けてから再度探し出したりしていたので、かなり時間がかかりました。

手作り開始

招待状

招待状作成は、まずゲストに住所を聞くと同時に、参加不参加の一時打診をするところから始まります。招待状を送る前にまずラインやメールで確認するのが今では一般的ですね。その時点で大体の出欠は確認できるので、式の2、3ヶ月前(招待状の返信期限)まで大体の人数が把握できなくてももやもやすることはありません。
すでに住所を知っている人にも、同じタイミングで参加不参加の一時打診をしましょう^^

事前に確認済みだったので、私の場合は欠席の返信は1つもありませんでした。
文章自体はネットの定型文を参考に作成し、誤字脱字を注意深く確認して、中紙に印刷していきました。封筒のあて名書きも自分達で筆ペンで書きました。

いちいちメールを見て書くのは面倒だったので、出席者の名前と住所の一覧をエクセルで作成しました。席次表・席札作成にも名前は使用しますし、のちのちの年賀状の時にもこの一覧を使用しましたので、作っておくと便利かと思います。

席次表

席次表が苦戦しました。ゲストが96名予定だったのですが、この人数だとA4二つ折りの席次フォーマットがどんなに探してもありませんでした。人数が多いため、ネット上にあるのは三つ折りや四つ折りとなってしまいます。それでは我が家のプリンターでは印刷ができない為、仕方なくワードでゼロから作成する事にしました。

フォーマットを参考に、図形で円卓を作って、高砂を作って、名前の図形を並べて高さや位置や大きさを左右対称に合わせて、見やすい文字のフォントと大きさを選んで…と、かなり地味ながら時間のかかる作業でした。

また通常通り、円卓のどの位置にどのグループを配置するべきか、円卓内での隣同士の順番はどうするか、どのグループを一緒の円卓にしたら当日楽しんでもらえるか…など、ゲスト同士の人間関係にも配慮しながら決めていくことにも時間がかかりました。
そして親戚の叔父叔母・伯父伯母等の続柄に不備がないかの確認。漢字間違いの確認。細かい作業が続き、苦労しました。

自己紹介とメニュー表も兼ねたかったので、両面印刷しました。そうすると、開くと1ページ目右側が自己紹介、見開き2・3ページ目で席次表、4ページ目左側がメニュー、という形になります。

このA4二つ折りサイズの席次表を選んだのは家庭用プリンターで印刷する為が1番の理由ですが、2番目はゲストの見やすさを重視したかったからです。
自分が何度かゲストとして参加した時に、縦長で中が三つ折りの席次表や、正方形で四つ折りの席次表だと人が大勢いる中で大きく広げるのが気が引けたり何度も開閉するのが面倒だったりしたので、本型のペラペラめくるだけの形にしたかったのです。

席札

席札は、拘りたかったものの1つです。内側にその人へのメッセージが書いてある場合があるかと思いますが、あれってとっても嬉しいですよね^^決まり文句以外の言葉が書いてあるとなお嬉しい♪今まで10回以上ゲストとして参列して、7割以上の友人はメッセージを書いていたかと思います。

正直せっかく参列してもらっていても、写真は撮れるけれど1人1人としっかり話せる機会は当日あまりありません。自分からの今までの感謝や気持ちをその人だけに当日伝えられる場所ってここだけかな、と思っていたので、私はとっても重要視していました。

来てくれてありがとう以上の、その人宛ての気持ちと、イラストと、その人にまつわるものや好きなもののシールやイラスト。また開いた上半分の方に、その人と写っている写真を印刷しました。この写真サプライズは好評で、円卓内でお互いの写真の見せ合いっことかしてくれてたみたいです^^式場カメラマンさんもばっちり撮ってくださっていました。

これはインターネットで席札の画像検索をしていた時に写真印刷をしている方を見つけてマネしました^^もちろんそれぞれ全部渡してしまったので、完成した時に全部集めて写真を撮っておけばよかったとちょっと後悔しました(泣)

席札 席札2

男性側も普通メッセージって書いているものなのでしょうかね?彼もマネをしてメッセージと写真を入れていました^^

まとめ

  • 自作するか依頼するか、自分達の優先順位を踏まえて決める
  • 選び方のポイントを確認する
  • 自宅プリンター対応の形を選ぶ
  • 上品さ、きちんと感は忘れずに
  • 感謝の気持ちをメッセージに込める

ウェルカムドール
この記事があなたのお役に立てば幸いです^^

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招待状

ABOUTこの記事をかいた人

旅行と写真とイルカが好き。カメラの腕を上げるために練習の日々。周りの人からはしっかりしているのか天然なのか分からないと言われる典型的なマイペースB型タイプ。 何事も下調べや準備をしっかりしてから臨みたい慎重派。ブライダルリング、結婚式なども人一倍たくさん調べたので、自分では2度と活かせないその経験をブログにしています。