婚約とはどうすれば成立するのか?と、ふと疑問に思った事はありませんか?
そこで、婚約の条件や注意点、先輩カップルの傾向など婚約にまつわるエトセトラをご紹介します。
彼女にプロポーズをして良い返事がもらえたら、二人は婚約という時期に入ります。婚約はしたものの、婚約は結婚とどこが違うのか、婚約中にしなければならないことは何か、よく分からないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、婚約の意味や期間、婚約してから結婚までにやるべきことなどについて詳しくご紹介します。スムーズに結婚準備を進めるためにも、この記事を読んで婚約から結婚までの流れの参考になれば嬉しいです。
婚約とは
婚約とは、結婚を約束することです。
婚約は婚姻とは異なり、特に法的な手続きが必要なわけではありません。正式な形式もありません。そもそも婚約の定義とは、相手を生涯共にするパートナーとしてお互いに結婚を約束し、婚約する二人以外の第三者(両親、兄弟、親戚、友人)にも将来結婚することを知らせている状態をいいます。
極端な話、法律上は口約束だけでも成立するという条文がありますが、一般的には婚約したことをしっかり証明するために、多くは男性から婚約指輪(エンゲージリング)やネックレスなどを婚約記念品として渡すことが多いようです。
第三者に立ち会ってもらい結納や婚約パーティーをして公表することもあります。
ひとつの例としては、プロポーズしてからお互いの両親に報告した時に婚約が成立したといえるでしょう。
婚姻前に婚約することで、結婚という新たな人生への道のりを二人で共有できるようになるのです。また、家族や親戚に対して意思表示できることも大きなメリットです。
婚約期間とは
婚約期間とは、通常プロポーズから入籍までの期間を指します。この期間はカップルによってさまざまです。結婚情報サイトである「マイナビウーマン」が行ったアンケート調査によれば、最も多いのは1年以内で29.3%、続いて半年以内が21.79%、続いてすぐ(婚約期間なし)が21.07%という結果となりました。おおよそ半年から1年という婚約期間をとるカップルの多いことが分かりますね。実際には、結婚式場の予約や妊娠など、それぞれの事情によって婚約期間が長いカップルもいれば、短いカップルもいるのです。
引用元:マイナビウーマン:婚約~結婚までの「期間」ランキングその期間を要した理由
1年以内の場合
- 「結婚式場の予定の関係と結婚式にかかる費用を貯金するため」(40歳以上男性/機械・精密機器/技術職)
- 「婚約という状態があったというより、結婚を決めて、それまでの準備期間、式場だのなんだのがあったという感じ」(40歳以上男性/食品・飲料/技術職)
- 「結婚式の準備、退職の引き継ぎなど」(40歳以上女性/医療・福祉/専門職)
半年以内の場合
- 「できちゃった婚だったので、婚約から結婚は期間が空いておらず、すぐでした」(25歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
- 「結婚式の準備や親戚などに連絡するのに必要な時間だった」(39歳女性/医療・福祉/専門職)
- 「式場の都合、双方の仕事の区切りの両方を考慮に入れたら、すぐに結婚式を挙げることができなかった」(40歳以上男性/機械・精密機器/技術職)
すぐ(婚約期間なし)の場合
- 「5年以上付き合っていた人と別れて結婚。復縁するならもう結婚となっていたから」(32歳女性/警備・メンテナンス/事務系専門職)
- 「婚約はしていない。付き合って3カ月目で妊娠したので結婚した」(40歳以上女性/不動産/事務系専門職)
- 「婚約はしてないが、結婚を考えたタイミングで子どもができたため」(40歳以上男性/その他/専門職)
3年以上の場合
- 「安定した仕事に就いていなかったため。経済的に不安であったため」(40歳以上男性/その他/その他)
- 「お互いに勉強中に知り合い無職だったため、就職して安定するまでに時間がかかった」(34歳女性/その他/その他)
- 「金銭面で不安があり、住む家などで家賃が払えないと困るので、十分お金が貯まってから結婚しようと思ったため」(40歳以上男性/その他/販売職・サービス系)
引用元:マイナビウーマン:婚約~結婚までの「期間」ランキング
結婚や交際中との違い、婚約後の注意点

婚約とは約束にすぎないので、法律上はあくまで他人です。
婚約中は、恋人以上夫婦未満であるなんとも微妙な時期でもありますので結婚や交際中との違い、婚約後の注意点をまとめます。
結婚とは
夫婦になることです。
日本の法律では、「結婚」は「婚姻」と呼ばれ、夫婦である事を意味しています。
婚姻届を役所に提出し受理されると、法律上、二人は夫婦になります。
苗字が同じになり、一般的に「結婚した」ということになります。
そして、以前の戸籍から、ふたりの新しい戸籍がつくられ義務が発生します。
入籍とは戸籍に新しく入ることを言い、婚姻届が受理されたら晴れて入籍となります。
(婚姻は法律用語で、結婚は日常的な言葉です。)
結婚によって発生する義務の例
- 夫婦は、同居しお互いに協力して生活しなければなりません。
相手のことが嫌いになったからといって、夫婦共同生活を一方的に放棄し、別居することは許されません。
生活費についても、夫婦双方がお金を支払うことになります。 - 配偶者以外の人との浮気は許されません。
- 夫婦間に未成年の子どもがいる場合、親権者である両親は、子どもを育てる義務を負います。
- 一方の配偶者が死亡した場合には、夫婦間で相続する権利が発生します。
これに対して、婚約の場合はあくまで結婚する約束になりますのでこのような法律上の義務は発生しません。
また、今まで準備してきた費用(婚約指輪や結納などの費用)を返す必要が出てきます。
これからの将来を二人で誓い合った関係にあるわけですから正当な理由がない限り(婚約相手に不貞な行為があった場合、相手に悪質な前科などがあることが後になって判明した等)「やっぱり別れよう」などと交際中の時の感覚で言う事は難しいです。
ちなみに正当な理由として認められるのは、
- 相手の浮気などの不貞行為
- 相手の性的異常・性的不能
- 婚約後の暴力・侮辱行為
- 相容れない信仰もっている
などがあります。
その他にも結婚生活に不安を抱かせるような行動・言動、婚約後の精神や身体の不調、失業、倒産などによる経済基盤の大きな変化なども含まれています。
一方、正当な理由として認められないものとしては、心変わりや親兄弟の反対、相性が悪い、家風に合わないなどです。
注意点という事で、少々ネガティブな内容が続いてしまいましたが婚約をしたことで家庭を持つという自覚が芽生えてきて、仕事に対するモチベーションをアップしたり社会人としての信用度や世間体がよくなったりと良いことがたくさんあると思います。
何より大好きな相手とこれからの人生を共にしていくのですからこれから婚約や結婚への準備の中で、楽しいことも辛いこともわからないことも二人で協力しながら考えて自分たちなりの答えを出して進めていくことで、さらに絆を強くしていってください。
結納とは
プロポーズして婚約となった後から結婚するまでの間に、両家の両親が顔を合わせ、古くからのしきたりにそって結納品などを取り交わし、正式に結婚を約束する儀式です。
結納とは、結んで納めるという字のとおり、両家が親類となって「結」びついたことを祝い、贈り物を「納」め合うということです。
結納をすませたら「結婚をします」という約束を公に交わしたことになります。
地域によってやり方に違いがあるので、両家の間で確認しましょう。
一般的には、結婚式の3~6ヶ月前に行うのが一般的です。
六輝(六曜)の中で大安や友引といった日の午前中に行うのがベストです。引用元:ウエディングパーク
「結納」のやり方にはしきたりがあり地域によって違いがあるのですが、「正式結納」と「略式結納」の2種類があります。
「正式結納」は、仲人が両家を往復して結納品を届けるスタイルです。本来の結納の形なのですが、実家が遠方同士の結婚だったり、そもそも仲人を立てる結婚自体が減っているで、ほとんどこの「正式結納」は行われなくなっています。
一方、「略式結納」は、両家どちらかの家や、料亭やホテルなどの個室を会場にして、両家家族が一堂に集まって結納品を交わすスタイルで、結納式の後に会食するのが一般的。現在、ほとんどがこの「略式結納」のスタイルになっています。
取り交わす結納品は、関東式と関西式など地域によって品数や飾り方が異なりますが、関東式では9品目の結納飾りが正式で、新郎側、新婦側共に結納品を用意して贈ります。結納飾りを簡素にしたり、婚約指輪や腕時計などの婚約記念品の交換をメインにするなどシンプルな取り交わしにする傾向もあります。
ただ現在では結納による婚約を行っているカップルは2割程度のようです。
結納の特徴として、二人の間での結婚の約束、というよりも、家同士の結びつきを強く意識された婚約方法といえます。
最近は、結納を行うカップルは少なく、両家顔合わせのみで結納品は用意せず、食事の席で婚約指輪などの記念品を交換するケースが多いです。
結納・顔合わせ食事会の実施状況
- 両方行った 13.3%
- 結納のみ行った 4.4%
- 顔合わせのみ行った 76.9%
- どちらも行わなかった 4.7%
- 無回答 0.7%
引用元:ゼクシィ
両家顔合わせ
「結納」に代わって多くなっているのが、結納品の取り交わしを行わずに両家の顔合わせを行う食事会です。
純粋に会食で両家の親睦を深める場合もあれば、食事会の前に婚約指輪や腕時計などの婚約記念品の交換を簡単に行ってみる場合もあり、略式結納両家顔合わせの境目がなくなりつつあるようです。
親同士の対面を行い、しっかりとやってけじめを付けることでご両親も安心しますし、この後の結婚式や新生活の準備もスムーズになっていきます。
両家の人間関係を良好にする場を設けることは結婚する二人の大切な役目だと考えましょう。
現在の日本では主流の婚約方法となっています。
プロポーズは女性の憧れで大事な瞬間。準備は念入りに
話を一旦、婚約に戻してプロポーズの準備についてまとめてみました。
すべてのカップルが、男性からプロポーズをするというわけではありませんが、やっぱり結婚の申し出であるプロポーズは男性からしたい・してほしいというのが一般的ですよね。
プロポーズをする男性は、プロポーズの時期や場所、演出やプレゼントについて考えなければなりません。とりわけ婚約指輪やプレゼントを渡すタイミング、プロポーズの言葉を言うタイミングなどに関して誰かの協力やサポートを受ける場合には、念入りな打ち合わせを要することになるでしょう。また、プロポーズの当日に婚約指輪を贈るのであれば、あらかじめ2~3カ月程前から準備しておくことが大切です。
ゼクシィから学ぼう!プロポーズの方法、婚約にかかる費用
結婚情報誌と言えばパッと思いつく「ゼクシィ」を運営するリクルートが「ゼクシィ結婚トレンド調査 2016」と題して、結婚に関する様々なデータを纏めていますので、そちらから抜粋してご紹介します。先輩カップルのデータを是非参考にして下さい。
婚約指輪にかかった費用 平均は39.4万円
婚約指輪にかかった金額は、20~40万円の場合が多く 平均は39.4万円
地域別や妻になる方の年齢などで若干違いはありますね。
よく「婚約指輪は、給料の3か月分」と聞きますが、そこまではお金を掛けられていないようです。
また、プロポーズのために高めのレストランやホテルなどでの食事の費用、旅行などの費用は入っていないので
婚約指輪以外に何かサプライズを考える場合は、さらにお金を準備されるのが良いです。
引用元:ゼクシィ結婚トレンド調査 2016
婚約指輪を決めた人は、「2人で」が41%で最も高い
意外や意外、指輪を二人で選ばれているカップルが約半分いらっしゃるようです。
婚約指輪を購入した人に対して、婚約指輪の決定者を尋ねたところ、「2人で」が41%で最も高く、次いで「夫」が31%、「妻」が29%で続く。
引用元:ゼクシィ結婚トレンド調査 2016
プロポーズ時に婚約指輪をプレゼントする派の方へ
おすすめのリンクをまとめています。
- サプライズプロポーズリングを見に行ってみた
- 婚約指輪・結婚指輪を20万円で購入する方法
- 婚約指輪のダイヤモンドの品質にこだわりたい方にオススメのブランド
- 婚約指輪のデザインにこだわりたい方にオススメのブランド
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- ゼクシィで指輪来店予約をして特典をゲットする方法
プロポーズ時に婚約指輪以外をプレゼントする派の方へ
おすすめのリンクをまとめています。
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婚約指輪の検討時期、購入までの平均検討期間は1ヵ月未満~2ヶ月未満が60%で最も多い
平均で挙式の11.6ヵ月前から検討し始め、10.2ヵ月前に決定している。平均検討期間は1.4ヵ月間。
高額な買い物ですが、全国平均ですと1ヵ月未満と1~2ヶ月未満で約60%となっていて検討期間は、2ヶ月以内で決められている方が大半となっています。
婚約指輪の検討開始時期と決定時期を尋ねたところ、平均で挙式の11.6ヵ月前から検討し始め、10.2ヵ月前に決定している。平均検討期間は1.4ヵ月間となった。
引用元:ゼクシィ結婚トレンド調査 2016
プロポーズしてから結婚式までのスケジュール
先輩カップルの一般的な例を参考になればと思いますが以下のようなスケジュールになります。
- プロポーズ:結婚式の13~14か月前
- 式場探し:結婚式の10か月前(結婚式を上げたい特定の日どりがあるのであれば更に前から探した方が無難)
- 顔合わせ・結納:結婚式の3~6ヶ月前
- 結婚式準備:6カ月前から開始(まずはウエディングドレス選びから)
- 入籍:顔合わせ・結納から結婚式の間
新婚旅行は、仕事の都合で結婚式前に行く方や、結婚式がひと段落してから行く方など様々です。
プロポーズ準備から結婚までの流れの一例をまとめましたので、参考になれば嬉しいです。
プロポーズ準備から結婚までの流れ・やるべきことは?
引用元:ゼクシィ結婚トレンド調査 2016
まとめ
私達の場合は、プロポーズの時に渡したのは、指輪ではなく「想いを綴った手紙」で、その後に二人でブランドショップを見て回りました。
詳細は別の機会にご紹介できればと思いますが、その時の妻は目を輝かせていて今ふと思い出すと二人で見て回って良かったなと思います。
女性は、婚約指輪への拘りや憧れも人ぞれぞれあると思いますので、納得したものを自分で選んでもらってこういうのもよいなと思いました。
男性からサプライズで婚約指輪を贈るというイベントが出来なかった私達なので、それに憧れがあるというのも事実ですので、婚約という大事なイベントをしっかり考えて決められたなら、あとから振り返っても「これでよかった」ときっと思えるはずです。
これからの準備にあたって参考になる情報が盛りだくさんなので是非お時間のある時に見てみてください。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
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